幹事さんから、あまり意味の成さないツアーの案内が毎年1月末頃に来る。
持参する物:パスポート、サングラス、ビーチサンダル。
これはお決まり事で、何故か毎年、持ってこいとの指示がある。
集合場所は羽田空港、成田空港、新宿、東京、横浜等々様々で、ミステリー度を更にアップさせるために、幹事が色々な策を練って参加者を惑わす為である。唯一言えることは、集合場所は行き先とあまり関係ないのが常であり・・・
≪続 き≫
成田空港の片隅に群馬ナンバーのバスが待っていたりする。
羽田空港でも散々連れ回されたあげく(こういう場合はたいていバスであるが)、「やっぱなぁー。」のみんなの声の先にはバスが待っている。
ただ、一回だけ成田集合で、幹事が搭乗券を持って来たときがある。
午後発の「韓国・釜山」行きである。
そう、そう、言い忘れましたが、このミステリーツアーは1泊2日なんです。釜山到着が4時過ぎで、満月をみながらカルビを食べ、夜中、女性はエステに行き、屋台を覗き、翌朝、市場で活きのいい魚とそこで働く元気印のおばさんたちと会話をし・・・気づいたら、午前11時に成田に戻っていた。
ホテルは単に荷物を置くだけに利用した感じ。
釜山20時間の旅。幹事が褒められた旅でした。
この「あうん ミステリーツアー」っていったい何なの?とお思いでしょう?
実は、このグループ、旅行業界の仲間なんです。15年程前からこの行き先不明の旅が始まったんです。その頃は、まだみんな、駆け出しの若き旅行エージェントでした。
幹事は持ち回り、毎月3 , 000円の積み立て。計36 , 000円で幹事が自分の得意とする分野でどれだけ力を発揮できるかが、腕の見せ所。(ちなみに韓国・釜山の時は、韓国に強い旅行会社の人が幹事)。
旅行会社の人が旅行会社の人を納得させる旅を作らなければならないので、幹事は多いに張り切るわけです。
計画を練るに当たり、「温泉」・「麻雀」「おいしい料理とお酒」が3条件。温泉がない時は「温泉の素」を渡されたこともありましたけど・・・。
当初はバスでの旅しか考えられませんでしたが、時代は変わり、飛行機が安価になり、気軽に遠くに行けるようになりました。
函館、三沢、小松、徳島、高松、鹿児島・・・各地の名所、名物をふんだんに取り入れた随分楽しい旅を経験させてもらいました。
「出発とともに飲みはじめる。」これが鉄則のような旅でもありますが、最近ではメンバーもミドルエージにさしかかり、ハードワークも重なって、すっかり弱ってしまいました。
夜も11:00をまわると「オネム」になるようです。2005年3月12・13日の「あうん ミステリーツアー」をちょっとご紹介しましょう。
集合場所:新宿駅9:30(もしかしたら、リムジンで成田に行き、ソウルかもしれない。
「あずさ」で松本かな。それとも高速バスで・・・)幹事の罠にまんまとはまってしまっている。
バス、めっけ! ん、横浜方面に向かっている。わざわざ横浜から来たのにぃ~。
ん、羽田? ん、伊豆かな?・・・ずいぶん遠回りしたけど2:30分熱海港に到着。
フェリーに乗り25分。初島でした。宿泊先は初島クラブ。
海の見える広~~いお部屋。夕日に染まる空と海と山々を望める露天風呂。夕飯は個室で会席料理。
夕焼けの中でクルージングもしようとクルーザーも予約していたらしいが、波が荒くキャンセル。
翌日も、いたれりつくせりのゆったりした一日。
そういえば、今回の旅のキャッチフレーズは「エレガントに、ゴージャスに」でした。
幹事さん、ありがとう!
個性の強い一人一人だけど、あうんの呼吸で分かり合える仲間であるようにと、グループ名は「あうん」となりました。