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Episode-3. ケニアのマータイさんの『四つのR』

ある夜、テレビの画面で、黒人女性が日本語の『もったいない』を、環境保護の合言葉として紹介し、会場の参加者と唱和し、笑いと拍手を誘っていた。 その光景になんだかとても心を動かされた。

よーく聞くと国連の「女性の地位委員会」の一場面らしい。
黒人女性の名前はワンガリ・マータイさん。
2004年度のノーベル平和賞受賞者でケニア環境副大臣である。どうして、こんなことになっているのだろうと不思議に思い・・・

≪続 き≫
興味が湧いた。

マータイさんが二月に来日した際に、「もったいない」という言葉を知って感銘を受け、女性たちによる世界的『もったいない』キャンペーンを展開し、資源を効率良く利用しようと訴えたものであった。

マータイさんはこの国連の演説で、この『もったいない』という日本語は、消費削減( Reduce リデュース)、再使用( Reuse リユース)、資源再利用( Recycle リサイクル)、修理( Repair リペア)を表していると説明した。また、この「4R運動で持続可能な開発を実現し、限りある資源を有効利用し、公平に分配すれば、資源をめぐる紛争は起きない」とも訴えた。


国語辞典によると、「もったいない」は、「惜しい」と言う意味だけにとらえがちだが、「非常にありがたい」や「畏れ多い」という意味があるようだ。
農耕民族であった日本人は、自然からの恩恵の中で物を産み、生活を支えられてきた。自然に対し謙虚になり、感謝してこそ得られる生活である。
当然、そこには「もったいない(ありがたい。畏れ多い)」の気持ちが湧き出るのである。


最近の若い人達はこの「もったいない」と言う言葉をあまり使わないという。何でも手に入る今、必要ないなら「捨てちゃえ」というのが現実なのだろう。

後日、何気なくつけたテレビにまたしてもマータイさんが登場していた。縁があるなぁと思い、彼女の言っていることに耳を傾けた。
マータイさんは、64歳。1977年、裏庭に9本の苗を植えることから始まったという環境保護活動「グリーン・ベルト運動」は今日までにアフリカ20カ国以上に3000万本の植林をしたという。
アフリカの女性たちを動員し(雇用のチャンスを与え)、乱開発による森林の消失や砂漠化を防ぐための戦いでもあるという。
生活苦から森林を切り倒す農民に、植樹こそ貧困を脱する道だと説いている。自然保護の事を語る時のマータイさんは厳しい顔をしていたが、笑顔はまるで天使のように穏やかで、本当に可愛い人であった。


私たちは、今、地球に大きな負担をかけ、いじめている。無限ではないこの美しい地球の資源を大切にするために、私たちはこの「もったいない」という言葉の意味を、一度心に留めてみる必要があるのではないかと思う。


マータイさんが教えてくれた、四つのR、消費削減( Reduce )、再使用( Reuse )、資源再利用( Recycle )、修理( Repair )を先ず自分の所からスタートしてみようと思う。


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